今年の女子バレーボール日本代表選手登録の中に、
9人制バレーボールチームの選手がいることが話題になっている。
これまでの傾向からすると、異例の抜擢といえるものだが、
選ばれた宮本選手は、高校時代名門の、大阪国際滝井でプレーしていた選手だ。
卒業後は9人制のチームに所属し、プレーを続けていたがこういう選手は、
まだまだ存在しているのではないだろうか。
9人制バレーの特徴の1つとして、
サーブが失敗しても、やり直せることが挙げられる。
その為、相手は失敗を恐れず強烈にサーブを打ってくる。
守備力が鍛えられたことが、彼女の代表選出に繋がった。
代表における彼女のポジションはリベロで、
守備力が求められるポジションだ。
競争は激しいだろうが今後9人制の選手にも、
日本代表でプレーできる環境を作り出すためにも、
頑張ってもらいたいものだ。
また、9人制バレーにも注目した真鍋監督の着眼点に敬意を表したい。
それでは彼女に続く代表候補選手は今後出てくるのだろうか。
宮本選手のポジションはリベロだが、
実は9人制では、リベロというポジションは採用していない。
6人制の様にローテーションもなく、ポジションは任意となっている。
また、ネットの高さは6人制より10cm程低い。
このことから、宮本選手の様に守備力を評価されて代表登録される選手は、
今後も現れるかもしれないが、攻撃の選手で選出されることは、
なかなか難しいかもしれない。
しかし、新たな人材発掘を今後も続け、
いつの日か、9人制から世界に通じるアタッカーが生まれることを期待したい。